今年は例年より早く始まったTOP50シリーズ。
〜第1戦 遠賀川〜開幕戦は福岡県遠賀川での試合となりました。
昨年のエリート5で優勝したフィールドではありますが、苦手意識の強いフィールド
でもあり、開幕戦から年間を狙う上では重要な戦いとなりました。
当日はやはり厳しい状況になかなか自分のスタイルが合わない展開で、とても上位入賞
できるような感じではなく、毎日精一杯・・・・
しかし年間成績を大きく左右した場面があり、2日目のラスト10分までノーフィッシュの
状態で、5分前にキロアップを仕留め、ギリギリ30位で予選通過というドラマもありました。
あれがなかったら・・・ 今思うとゾっとします。
開幕戦は28位でフィニッシュ。
〜第2戦 北浦〜第2戦は間髪入れずに茨城県北浦水系戦でした。
この試合もなかなか状況が掴めず、パターンを探しながらの展開で、1日1日が精一杯の状態。
2日目に大きく失速し、1本で終わってしまいましたが、この試合もあの1本がなかったら
実は予選落ちしていました。 1匹の大切さが本当によくわかります。
この試合は最終的に13位でフィニッシュ。
〜第3戦 旧吉野川〜第3戦徳島県旧吉野川。
昨年の最終戦で大ハズシした地であり、そのリベンジと年間成績を考えると、ここで
最低でも5位以内に入らないとワールドチャンプは厳しくなる状況下でした。
この試合ではプラクティスから感触が良く、流れの当たりにくいシャローで、上を意識した
バスを狙うといった戦略でした。
結果最終日までトップだったものの、最終的に2位でフィニッシュ。
悔しいながらも年間成績はここで5位まで押し上げることに成功した。
〜第4戦 桧原湖〜第4戦は福島県桧原湖。
スモールマウスがメインとなるフィールドで、ディープのスモールでリミットをつくり、
シャローのラージでキッカーを入れるといった戦略でスタート。
初日はディープでナイスリミットをつくり、シャローへ。
そしてビックフィッシュ賞となる56cm2100gのビックラージを釣り、大きな
アドバンテージを得て、2日目、3日目と苦戦を強いられるものの、ディープでのスモール
狙いで凌ぎ、結果は3位となりました。
気になる年間成績は2位まで浮上した。
〜第5戦 霞ヶ浦〜第5戦は茨城県霞ヶ浦水系。
トップの選手と28ポイント差という、かなり厳しい状況での戦いでした。
しかし自分が上に行かなければチャンスも来ないということで、守りの戦略は一切なしで、
攻め続けることだけを考えて挑みました。
台風の影響で増水したシャローをメインに組み立て、総合成績を3位でフィニッシュ。
〜2度目のワールドチャンピオン獲得〜ラッキーなことにトップだった選手が予選落ちし、2015年JBワールドチャンピオンの座が
転がり落ちてきました。
去年とは全く逆の展開となりました。
2015 JB TOP50 年間ポイントランキングこれで人生2度目のワールドチャンピオン獲得となりました。
2008年に初めて獲得した時は勢いで獲れちゃったといった感じで、2回目はきっちり狙って
獲りたいと思って7年。
2008年から7年間の年間順位は1位・4位・2位・2位・14位・4位・5位、そして2015年1位と、
何度も惜しいチャンスを逃しました。
それでも諦めずにやり続ければ獲れるもんです。
そして2回獲れれば、3回目も獲れると思います。
来年再びこの座を守っていきたいと思います。
最後に1年間応援してくださった皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
また来年もよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
青木大介
写真提供
NBCNEWS、
DSTYLE