梅雨真っ只中の兵庫県生野銀山湖でのJBトーナメントも今年も早3戦目。
1戦、2戦は全く良いところがなくて、ここで何とかしなければとプラに入りましたが、
梅雨の時期にも関わらず、銀山湖は9mの大減水となっていました。
魚が隠れる何時ものブッシュは遥かに見上げる位置にあり、黒川のバックウォーター
はインターセクションに架かる橋の少し上で途切れていました。
何より、試合会場での長い湖面までの階段を上り下りするだけで体力消耗、釣りする
元気がなくなるのではないかと思えるほどの減水です。
プラでは予想通りに「釣れない、厳しい」との周囲の声で、テンション激落ちでしたが、
まあ、何とかなると思って釣りを始めたものの、釣れたのはギル1匹・・・
あんまり釣れないと本番のテンションまで落ちるので、ロッドを置いて、湖を一周
しながら見える魚やベイトのいる所を確かめて終了しました。
雨は一日降り続いていて、予報では夕方から明日の朝までが激しくなるとのことでした。
翌朝、予報が当たって、一時は雨が上がり、無風状態での試合開始。ファーストフライト
だったので、昨日魚をサイトで確認した上流のインセグに行きました。
昨日のビッグな魚がいましたが、朝一にも関わらず全く無反応なので、これを見切って
昨日ベイトの回遊があった下流域の岬にボートを進めました。
先行者がいたので、少し外れて釣り開始。減水しても、なお10m以上の深度がある
場所なので、リグはEco3.5"エコカットテール(#194 ウォーターメロンペッパー)
のワッキーがけダウンショットで、シンカーは1/32オンス、ラインは3ポンド。
もう一つは同じダウンショットに2.5"レッグワーム(#306 ナチュラルシャッド)に
シンカーは3/32オンス、ラインは3ポンド。
水面用にトップウォータープラグの3タックル。
釣り始めて少し経つと、先行者がいなくなったので、昨日ベイトを確認したポイントを
キープしました。ここは切り立った岩盤が両脇にある岬で、ベイトは岩盤の上か中層を
回遊していました。
丁度琵琶湖のディープホールの壁を釣っているイメージで、岩盤から少し離れた中層を
意識してダウンショットを漂わせました。
最初のベイトの通過時に、ショートバイトがあったのですが、乗り切らなかったので、
もう一度魚探にベイト反応が出たタイミングでリグをEco3.5"カットテールに換えて
ベイトが通る5m付近をフォールさせると、デカバス独特の重く押さえ込むようなバイト
がありました。
しっかり喰わせてフッキングすると、ドラグを鳴らして走っていきます。
ラインは3ポンドなので、心臓バクバクの中で、慎重にランディングしたのは、45cm
ほどのキッカーでした。
残り時間はこの場所のベイトの回遊待ち狙いと、中流部の同じような条件の場所を
交えたローティーションでランガンして、風が吹いたタイミングで何度も同じ岬に
入り直しましたが、その後はノンキーとニゴイのみで終了。
銀山の神は一度だけ微笑んでくれたようです。
戻ってみると、全く釣れていない試合であったようで、1260gで前半赤フライト組では
暫定トップでした。
しかしそこはプロトーナメントなので、後半青フライトでしっかりまくられました。
それでも3位には差を付けての準優勝でした。
JB生野銀山湖 第3戦 成績表プラから悪天候とタフコンデションで厳しい試合でしたが、Eco3.5"カットテールが
いい仕事してくれました。
次は9月最終戦と出場権利を獲得したバスプロ選手権です。
秋に向けて、また長い階段を昇降する体力づくりに励みます。
応援よろしくお願いします。
鈴木靖彦