2008.12.25
2008 JBTOP50チャンピオン 青木大介
D's Room 〜自宅潜入レポート〜2008年JBTOP50シリーズで平均順位7位という驚異的な強さで
JB史上最年少チャンピオンとなった
青木大介プロの強さの秘密を大公開!
大ちゃんのプロフィールや生い立ち、タックル・ルアーはもちろん、普段の大ちゃんの素顔まで、
その全てを包み隠さず紹介しちゃいます!
なんと今回は特別に
自宅の釣り部屋に潜入取材です!
「ピンポ〜ン」
「はぁい、どうぞ〜」早速D's Roomへ。
多分A型(?)の大ちゃんらしく整頓された部屋に通され、インタビュー開始。
■D's History子供の頃はどんな子?小学生の頃はサッカー少年でした。
中学でもサッカー部に入ったんですけど最初はただひたすら走るだけだったので、
つまらなくてバドミントン部に転部しました。バドミントンなら楽かなぁと思って(笑)
でも練習していくうちに結構強くなっちゃって、高校でもやってたんですけど神奈川県でベスト4には入ってましたね。
もちろん釣りも大好きだったので部活やりながらも釣りには行ってましたよ。釣りを始めたのはいつ頃?きっかけは?小さい頃はおじいちゃんの海釣りについて行ったことはあるけど、
物心ついてからは小6で友達に誘われて行った震生湖でのバス釣りが最初です。
自転車で1時間くらいかけて行きました。
始めてから1年くらいは全く釣れなかったですよ。
でも投げるだけでも楽しくて暇さえあれば釣りに行ってました。
初めてバスを釣ったのは中学に入ってから。
小遣いをためて近所の釣具店で4インチグラブをバラで数本購入して
友達数人といつもの震生湖に行ったんですけど、それまで全く釣れず
幻の魚になりかけていたバスを全員が釣ったんですよ!もぅ衝撃でしたね!
それからさらに熱が入り、高校2年の時には芦ノ湖チャプターに参加するようになりました。
その2戦目で優勝ウェイトを釣っていながら、帰着してみると一番デカいのが完全デッド!
で、7位。悔しすぎて泣いたことを思い出しますね...バスにハマり始めたのはいつ頃?1回目でハマりました!
釣れなくても、ただ投げてるだけで楽しかったんですよ。
友達より遠くに飛ばせたことで喜んだり、いろんなルアーの動きを見て研究したり。バスプロを目指したのはいつ頃?中学生のころかな。
当時テレビとかで有名プロを見てて、俺もなりたいなぁって。
で、ヒューマンフィッシングカレッジのトーナメント専攻に入学しました。バスプロデビューからTOP50への道のりは?ヒューマンの2年の時にJBU山中湖に参戦したのが最初のプロ戦ですね。
年間成績は5位くらいだったかな。
次の年にはマスターズに上がったんですけど、初戦の琵琶湖では100位くらいでしたよ。
ホームの河口湖でなんとかポイントを稼いで年間13位で当時のエコワールドに昇格しました。TOP50(ワールド)に入って初めてトッププロと戦った時の感想は?まず最初の印象は「恐かった」ですね。
実はいきなり成田さんに怒られたんですよ。エリアが近かったみたいで。
初っ端からビビりましたね。今となっては優しくて頼れる先輩ですけどね!
おかげさまで初戦の東条湖は3日間ノーフィッシュと散々なデビューでした(笑) でもすごくいい勉強になりました。
この年は後半でなんとか追い上げて、エコワールド年間7位で翌年のTOP50(旧ワールド)への昇格を決めました。
TOP50の1年目は全力で戦ったんですが年間28位。
ギリギリで残留はできたんですけど、トッププロの壁の高さを思い知らされました。
2年目でTOP50での戦い方がなんとなくわかってきたんですけど、
最終戦の遠賀川では過去最悪の最下位をとってしまったんですよ。
で、そのあと河辺さんから 「もっと力抜いて気楽にやってみな」 って言われてふっ切れましたね。
自分でもそれをきっかけに何かが変わったような気がします。TOP50でトップを狙えると思ったのはいつ頃から?トップを狙うとかは考えたことないですね。
1戦1戦を全力で戦うことだけを考えています。TOP50チャンピオンになって何か変化は?自分の中ではなんにも変化はないですね。
取材が増えたり、街で声を掛けられたりなんてことはありますけど(笑)今年のプロフィールに書かれてた「一味違うフィッシングスタイル」というのは具体的にどのようなもの?そんなこと書きましたっけ??なぁんて冗談ですよ(笑)
実はこれには二つの意味があったんですよ。
僕のイメージとして「フィネス」ってのがあると思うんですけど、
一つはこれを更に進化させた究極のフィネススタイル。
もう一つはそれと対極にあるビッグベイトを中心としたスーパーストロングスタイル。
この二つをうまく組み合わせて展開できたらいいなぁと。
特に僕のフィネスは一般的なフィネスのイメージとはかなり差があると思います。
タックルこそフィネスを使うものの、その内容はスピーディーでストロングなものです。
基本は超一級ポイントのランガン。早い時は2・3投でハイ次!って感じ。
キモになるのはルアーセレクトとアクションです。でもこれはいろんな要素によって、
その時々で変わるので説明は難しいですね...
それと僕の場合、他の人と比べて根がかりがほとんどないんですよ。
これは微妙なラインテンションによるもので、ルアーやシンカーがガッツリハマらない程度の
力加減を体で覚えることです。
根がかりを減らす事でポイントを荒らさないだけでなく、効率よくポイントを攻略することができますからね。
この釣りが僕の釣りの基本になっている部分です。
このスタイルは子供の頃から自然と身に付いたもので、その進化系が今のスタイルです。
まだまだ進化の途中ですけどね。今後の目標は?史上最強のバスプロになりたいです。
トーナメントでの圧倒的な強さ、そして人気ですね。2009年の抱負は?具体的にはTOP50であと3勝かな。
3勝すればエグシュンに並ぶから。やっぱライバルですからね。
そのためには1戦1戦、その日その日のベストを尽くして戦うことです。■D's Selectタックルロッド:
ピュアフィッシング "Dモデル"(勝手に命名)
現在大ちゃんが開発中のライトリグ全般に使えるスピニングモデル。
リール:
Abu レボエリートKTFチューン
チューンによって全く別次元のリールに変身。
タックルバランス等で気にしている点は?これは開発する僕にとっての課題でもありますけど、
何か一つを秀でさせると必ず別のところにしわ寄せがでます。
だから、トータルバランスを考えてベストなものを作り出さなければならないと思っています。
最も難しい部分なんですけどね。僕もまだまだ勉強中です。
それと、道具を難しくしすぎないことかな。
最近のタックルはあまりにも使い方を限定しすぎたり、特殊な使い方を求められたりするものもありますが、
もっと汎用性を持ったもので、誰もが同じように使えるものを作りたいなぁとは思いますね。TOP50チャンピオンに導いてくれたルアーたちハードルアーのボックス。
フィネスのイメージが強いがハードルアーを使ったストロングな釣りを展開することもしばしば。
ビッグベイトのボックス。
フナベイト・
フナバドを中心としたデカいルアーがいっぱい。
こちらは
ロデオ-Rなど
ヤバイシリーズのハードルアーたち。
おなじみ
ゲーリーワーム。
種類別にきれいに収まるワームたち。
ワールドチャンピオン獲得の原動力ともいえる存在。
多用するのものはパッケージのままボックスへ。
お気に入りカラーはさらにまとめてジップロックへ。
ストックは整理して引き出しで保管。
お気に入りのワームは?やっぱりシュリンプですよ!
初優勝させてくれたワームですから!お気に入りのカラーは?マイベストは#305!リリースと同時に一目惚れでした。
それ以来最も出番が多いかも。
あとは#002、#318、#938あたりかな。思い出のルアーは?ズバリ4インチグラブです!
バスを始めた頃、雑誌で読んだノーシンカーでボコボコに釣れたから。
あの衝撃は忘れられないですよ!ゲーリーワームを使うときのポイントは?ゲーリーワームの特徴は何と言っても比重の高さ!
そのおかげで、その時必要となる最も軽いシンカーをセレクトできます。
これによってよりナチュラルなアクションが可能になり、バスに余計なプレッシャーや
違和感を与えることなく攻めれるんですよ。
あとは創意工夫ですね。
もちろんノーマルで十分釣れるんですけど、さらにちょっと手を加えるだけで、
全く違うルアーに変わることもあるので、いろいろ考えて試してみることですね。といいながら、大介流
2インチヤマセンコーチューンを実演。
「ね!簡単でしょ!」こちらは
4インチワームのシラウオチューン。
これで2007年春のJBクラシックを圧倒的な強さで制したことはあまりにも有名。
サイトフィッシングも得意とする大ちゃん。
欠かせないのがこの偏光グラス。水質や天気によってレンズカラーを使い分ける。
トーナメントや
ガイドでの足となるボート。
スキーターTZX190+175hpを使用。
■D's Holiday家にいる時やオフ期間の楽しみ・釣り以外の趣味は?趣味かぁ...釣り以外は特にないなぁ...
オフ期間もやっぱり釣りしちゃいますね(笑)
海でロックフィッシュとかアオリやったりはしますよ。
海でもエグシュンとバトルになるんですけどね(笑)オフに行くというソルト用ルアー。エギやスモールワーム等。
家にいるときは...釣り部屋でルアーいじりながらニヤニヤしてたりするかも。
お風呂でルアーの動きをチェックしたりとかね!
あ、あとは映画鑑賞かな!
時間があれば映画館にも行きますけど、最近は家でDVDを見ることが多いです。
最近見たのは「SAW(ソウ)」。ちょっとエグかったなぁ。最後にファンの皆さんに一言お願いします。今年もたくさんの皆さんに応援していただきありがとうございました。
おかげさまでTOP50チャンピオンを獲ることができました。でも、僕の中ではこのタイトルも通過点だと思っています。まだまだ満足はしていません。
2009年も史上最強を目指して頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!
ぜひガイドにも遊びに来て下さい!
D−Guide Service
青木大介