ゲーリーヤマモト カスタムベイツ

GARY YAMAMOTO FISHING COLLECTION 2008
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2005.05.19
JBイースタン桧原湖 第1戦 東レソラローム・東レバウオCUP 小森嗣彦 第3位
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---------- コメント ----------

桧原湖のある裏磐梯ではようやく桜が満開となりました。例年通り遅い春の到来です。しかし例年ならシャローフラットのベジテーションにもうシャローにスモールマウスバスの姿が確認できるころなのですが、GW明けから気温の低い日が続いていたせいか、今回のトーナメントの直前プラでは全くと言っていいほどバスの姿は見ることができませんでした。プラの日の朝の気温が2℃です。水温は9℃。これは厳しい大会になると思いました。全面氷結する桧原湖の氷解けから春のパターンまでは毎年進行が早く、ほとんどの選手がこのあいまいなシーズンを体験したことがないと思うからです。



プラクティスでは玉砕しましたが、トーナメント当日はもう一度、春のパターンとなる水深1.5mのハードボトムの張り出しからチェックし直しました。かなりワカサギと思われるベイトが溜まっているのですが、全くの無反応です。しかも最近釣れないトーナメントに私が慣れてしまっているので、相当な時間を費やしてしまいました。


こりゃいかんと考えをまとめ、次はその手前の4〜5mを探りました。明らかにバスと思われる魚影はあるのですが、スイッチの入らないスモールはまず釣れません。周りの選手も誰もキャッチしていません。水温が上がり始める10時ごろもう一度シャローをチェックしてみましたがやはり反応なし。


しかし、バスをキャッチする人を目撃しました。可能性はあると思っていましたが、そこから天候が急転。曇り空に雨だか雹だかが降り、冷たい風も強くなってきました。もうシャローはなくなったの
は明らかでした。




もう一度頭を整理して考えられたパターンはプリの♀狙いでした。魚探に何も映らないのですが、スモールはスポーニングシーズンでも深いところで待機しているデカ♀がいるのです。これなら寒波の影響も受けにくいはず…桧原湖で実績があるのは7mです。


残りの時間が短かったのでピンスポットのみをランガンしました。ルアーは4インチエコグラブです。ズル引き+テールアクション+ファットなシルエットはプリメスにはセオリーだと私は思っています。それにビンゴのルアーが手元にあったことが今回の最高のラッキーでした。リグはライトキャロです。


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終了15分前、最後に入ったスポットで出てきたのは850gのまさにキッカーフィッシュ。プリメスはとくにショートバイトです。それに対応したスペシャルロッド、ファンタジスタ「STUDIOUS」FS−67L−Sはこのショートバイトを確実にのせ、皮一枚のフッキングをバラスことなくキャッチさせてくれました。


終わってみれば約160人参加中17人しかウエイインできなかた厳しい大会でした。複数匹釣った人は数名で、私はこの1匹で3位になることができました。桧原湖で久々のお立ち台です。


わずか1回しかないアタリを呼び込んだのも、キャッチできたのも、そのバスが大きかったのもホントまぐれみたいのものです。そのまぐれを呼び込んでくれたルアーとロッドに助けられたことをホント実感しています。


小森嗣彦
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