2005.06.20
NBCチャプター琵琶湖 第4戦 ビワコマリンCUP 村上明生 優勝
ウエイト:5070g(3本)
ルアー:
ゲーリーECO4インチグラブ ---------- コメント ----------
今年は、中々、前プラと当日が、パターンが一致せず、お立ちに絡むことが出来ず凹んでいましたので、今回の優勝は非常にうれしいです。(^^)
前日では、最近の溶存酸素の少ない水質からくるタフぶりから、アーリーサマーを意識したベイトに依存している魚を探したのですが、ボディーウォーターの湖流のあるところでは確かに、クランクや、ジグヘッド等を、流れながら流していくと800g〜1200gは、出るが今一、根拠に欠けるのと、再現性が難しいと判断し、エリアに依存している魚に的を切り替える事にした。
エリアに依存している魚とは、ここ最近のピーカン無風時に、ベイトを盛んに捕食している魚ではなく、居心地のイイ場所(水と通しが良くシェードになっている場所)にいる魚で具体的には、烏丸〜下物〜志那などの、ボディーウォーターに近い所にあるエビ藻のパッチ等が、それに当る。実際、烏丸〜下物〜志那と職人のように、テキサスマンをやって行くのですが、サイズがバラバラで、どうやら、1500gがマックスぽい。しかも、何処もかしこも、エビ藻のパッチがあるため、魚が1箇所に凝縮しておらず、短い試合時間を考えると非常に効率が悪い。ここで南湖全体を、もう1度、考え直し、例年、この時期にはディ−プホールが釣れだすのだが今年は、南郷の水門が今一、開いていないので、魚が落ちてきていない。と、言う事は、既に終わった!釣れない!と言われている北山田沖・貝捨て場等のフラットに、まだかなりのイイ魚がいると判断。では、その広大なフラットにストラクチャー(今回はエビ藻)が、あれば最高!しかも、数が少なければ少ないほど、魚が凝縮していると推測。
早速、北山田沖を見に行くが、志那から藻刈船の影響で濁った水が、入ってきつつあり、サクッとパス。そして、貝捨て場に入ると、丁度、ボディーウォーターに位置するため、案外クリアーを保っていた。このエリアには、ハンプ等が、要所要所に存在するが、それは今回は気にせず、居心地のイイ場所(水通しが良くシェードになっている場所)が本命の為、エレキで数少ない水面直下まで来ているエビ藻を探し5〜6箇所発見!条件的には、このエリアにデカイのが残っているのであれば、一時的にせよ、数少ないストラクチャー(しょぼいエビ藻のシェード)に、非難して凝縮しているはず!?
早速、1箇所目でテキサスを打ち始めたら、速攻バイト!でも乗らない!だいぶタフっていて食い損ねている感じ。リグを、ノーシンカーにしたい所だが、ボディーウォーターに絡んでいる為、いくら湖流が少ないといってもやや流れはある為、正確に縦の物に対して、縦に落とし込めないため1/32のジグヘッドに水押しが強いエコグラブをセットし、キャスト!着底したか、しないぐらいで、ラインスラッグが、ほんの少しだけ張る感じのバイトがあり、スィープに合わすと「ジィー−−−−−−−−!」とドラグが出始め、ウィ−ドに潜られないように少しきつめにドラグを絞め上がって来たのが、55cmくらいありそうな、2500gの魚!
まぐれかいなぁ!?(関西弁=標準語では「まぐれじゃないの!?」って意味です)
検証するために、もう1っ箇所、エビ藻を打つと、こちらも1投目で、繊細なバイト!同じ様に合わすと、これまたバットから絞り込むような魚! サイズは2000g!狙いは、ドンピシャ!エエ奴ばっかりが、凝縮している。この手応えを感じながら、この時期、気になるドシャローのフロリダネストを探しに西・東。計3箇所、見つけハマチみたいな奴が、今年も同じ所に、いらっしゃる!「ヤバイ!」これは、ゆうに1本で4kgクラス! この試合にはサイト名人が少数ながら、参加していらっしゃるので、2本で8kg!!ありえない!貝捨て場の魚では、手も足も出ない!
当日、晴天無風!日本晴れ!私の心も「日本晴れ!」本日、昨日のパターンが炸裂すること間違いナシ!と朝からつま先立ちで歩くかのような浮かれぶり。会場にも早めに到着し、散歩行く前の犬状態でフライトを待つ。そうこうしている間にフライとし、一目散に貝捨て場へ!人気薄なのか、人も少ない。やりたい放題!早速、昨日と同じ様にキャストすると2投目で、2kgフィッシュ!1本釣っては、近くの2個目のパッチへ!こちらも、あっさり1投目で1500g!同様に6箇所をローテしていく。あっと言う間に、リミット達成!(^^)少し余裕こいて、塩分少なめの、味の無いパンでブレックファースト!当然、コーヒーも無糖。大人の味で少々、私にはニガイ・・・
腹の準備も出来、入れ替え作業に入る為、フナベイトでエビ藻ギリギリをトレースする。ここで、1発出ればボスに近ずけるのだろうが・・・今日の私には、ドラマが起こらなかった。。。背負い投げ1本が決まらず、基本の釣りに戻し、途中、超キッカーを掛けるもウィ−ドに潜られ「藻化け」・・・(涙)結局、1500gの入れ替えには成功せず、1300g〜1400gを4本追加し、帰着。
結果は、タフコンが功をなして優勝できました。(^^)今回は、終わったエリアと言われる所でも、釣り方を変えるだけで、魚は反応してくれる事が身にしみて判った試合でした。皆さんも、移動する前に、もう少し魚の気持ちを考えてみたら、案外、イイ釣りが出来るかもですよ!
村上 明生
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