2006.05.22
FLW Tour 第5戦 Kentucky Lake Gary Yamamoto 第3位
みなさんこんにちは。いつも僕のワームを使ってくれてありがとう。僕はみんながいつかケンタッキーレイクの大きなイベントでワクワクするような釣が出来ることを願っています。もしケンタッキーレイクのイベントに参加するチャンスがないとしても、みんなのホームレイクでも試せるようなつり方を紹介したいと思います。
今回のトーナメントを総合してみるとシャローでのテキサスリグとディープでのジグヘッドリグ、この2つのリグに各サイズのカットテールとプロトタイプのスイミングヤマセンコーをうまく組み合わせることで成功しました。
今回のケンタッキーレイクは時期的なことを考えて、2つのポストスポーンパターンに絞りました。1つ目はシャローのブッシュにいるまだ誰にも狙われていない魚か、ネストエリア周辺をうろついている魚。2つ目はネストエリアには近いが、深いクリークバンクからは離れたところにいるポストのメスの魚です。
ディープの魚は平均的に大きく、魚が集中しているため、僕はたいてい朝一にディープの大きい魚を狙う勝負に出ます。今回の最初の2日間は予選を通過することを目標に小さめのカットテールを使い、決勝の2日間は勝つためにワームのサイズを大きくしました。
多くの人は釣れる魚のサイズに関わらず小さめのワームを使っていましたが、積極的にディープの4ポンドクラスの魚を探すときには大きめのカットテールがいい働きをします。大切なのは大きい魚には大きいワームを使うということです。小さい魚を確実に釣りたいとき、予選通過だけを狙うときが小さめのカットテールを使うときなのです。
大会1日目と4日目はシャローで釣り、2日目と3日目はディープで釣りました。シャローのブッシュでは5/16ozのフロリダシンカーと5/0のストレートフックにプロトタイプのスイミングヤマセンコーをセットして使いました。今回は教科書通りの理想的なポイントは多くのアングラーにたたかれていたので、普段は見落としてしまいそうな何でもないバンクを探し、そこにあるグラスパッチや倒木などを狙いました。時としてこのようなポイントが成功をもたらしてくれることがあるのです。
おそらくフロリダリグではシンカーのウェイトが釣果を左右する最も大きな要因でしょう。僕は、第一にワームをカバーの中に落とすとき、落とすために十分な重さがあり、第二にカバーを通せてテールがきちんと動くシンカーを好んで使います。これは重すぎず軽すぎずということです。
今大会ではウィードやブッシュはそれほど厚くなかったので5/16ozを使いました。1/4ozではブッシュの中まで落とせず、3/8ozではフォールスピードが速すぎたため、5/16ozが理想的なウェイトでした。もしこれがフロリダの湖のような厚いグラスマットだったら5/16ozでは軽すぎてだめでしょう。このようにベストなウェイトは状況によって変化します。
僕はこれを読んでくれているみなさんにもっとカットテールについて良く知ってほしいと思います。近年のプロツアーにおける僕の成功の最も大きな要因の一つにカットテールとそのサイズの選択が挙げられます。カットテールには小さいものから大きいものまで全5サイズあります。きっとこの中にみなさんが狙う魚にマッチしたサイズがあるはずです。
これらが僕がケンタッキーレイクで3位になったときの秘訣です。カットテールのこの方法がみなさんにとってもいい釣果につながることを願っています。
Gary Yamamoto