ゲーリーヤマモト カスタムベイツ

GARY YAMAMOTO FISHING COLLECTION 2008
REPORT
2013.10.25
青木大介 2013 JB TOP50 年間ポイントランキング 4位
昨年、5年間続けてきた年間トップ5入りを逃し、今シーズンはゼッケン13番でスタートしました。
2013年は年間トップ5返り咲きを最低条件とし、あくまで目標は年間優勝ワールドチャンピオン獲得でした。
そんな思いの中でスタートした2013JBTOP50トレイルを振り返ってみようと思います。


まずは第1戦、毎年恒例となってきている春の早明浦ダムが開幕戦の舞台となりました。





プリスポーニングの微妙なこの季節ですが、前日プラクティスではゲーリープロトのD−SHUワームで
シャローに上がっている見えバスをいとも簡単に食わせることが出来ていました。





しかし、大会初日から寒波の到来でバスのポジションは下がり、僕の戦略は日を追うごとに威力をなくし、
初日1位から結果的に総合7位まで順位を落としてフィニッシュとなりましたが、D−SHUワームで食わせた
2日目の2500gはビックフィッシュ賞となり、このワームの高いポテンシャルを感じることが出来ました。




第2戦は九州の福岡県遠賀川での開催。
狭いフィールで上流の1部分を除き、川全体が護岸されているため、インビジブルストラクチャーの釣りが
メインとなるが、誰しもが水中下の地形を最新の魚探で調べつくしているフィールド。





バッティングは間違いなく避けることはできない中で、釣り方やタイミングなど、他の選手とどう差をつけて
いくかが重要な一戦で、プリプラクティスから前日プラクティスとこなしたものの、なかなか釣り方が見えて
こない状態で本戦へ。


やはり初日から苦しい展開で、最後まで僕に遠賀川の状況が見えてくることはありませんでした。
結果は予選落ち。


年間タイトルレースで上位に行くには、大きなターニングポイントと考えていただけに厳しい結果となってしまい
ました。 この時点で初戦の7位から年間暫定成績は16位に後退していました。




第3戦は北浦水系戦。
TOP50シリーズの中で最大級のフィールドであるこの水系。
プラクティスはプリプラと前日ともに好感触でした。
しかし難点として4キロMAXで、5キロに迫るようなウエイトは厳しい感触でしたが、魚は確実に獲って来れる
自信がありました。





TOP50のトーナメントは3日間の試合なので、トータルバランスも重要であり爆発力はないものの、3日間と
考えると優勝も狙えそうな感じでしたが、初日がまさかの中止。





急遽2日間のトーナメントとなり、爆発力に欠ける僕のパターンでは厳しく、総合8位でフィニッシュとなりました。


年間成績は9位まで上昇。次戦次第で再び年間レースに加われる可能性が出てきました。




第4戦は福島県桧原湖戦。年間レースに加わるには絶対に落とせない1戦。
この試合では前日プラクティス時に強烈なパターンを発見!!
スーパーシャローをクルーズするビックスモールがウヨウヨいるエリアを見つけ、食わせる方法も見つけていた。
バックアップでディープエリアの釣りもあり、感触の良い状態で本戦へ。





本戦ではシャローのビックスモールを朝一から狙いに行くも、ウヨウヨしていた個体が1匹も見えなくなっていた。
仕方なくディープのパターンに変え、凌ぐ展開となった。 それでも毎日コツコツと積み重ね、結果5位でフィニッシュ。





気になる年間成績は4位に浮上。


しかしトップとは27点差あり、上位が崩れないとチャンスは巡ってこない位置で最終戦を迎えることとなった。


第5戦は徳島県旧吉野川。
この川との相性はよく2009年TOP50第4戦・2011年JBエリート5・2012年ジャパンスーパーバスクラシックと
過去3勝しているフィールド。
プリプラクティスは台風直撃により激濁り状態。前日プラクティスではその状況から回復。





しかし、過去に例を見ないほどの厳しい状況下で、リミットメイクも容易ではないほどタフな旧吉となっていた。
前日プラクティスまでは減水日であり、水門が開き水位が下がる状況下であったが、試合当日は水位があまり
下がらない状況で、プラクティスと同じ状況はないと考え、その日のバスの位置を探しながら、水門が開く僅かな
タイミングなどもキーに釣っていった。





写真提供 NBCNEWS


しかし、魚の動きをまともに捉えられた日は1日もなかった。毎日全力で精一杯バスを追い求めキャストを繰り
返すことが限界であった。


最終戦の結果は12位。 年間成績は上位陣に変化はなく、第4戦終了時と変わらず4位となった。


2013 JB TOP50 年間ポイントランキング


2008年にワールドチャンプを獲得して以来、2度目の難しさをイヤというほど痛感させられている。
1度目は勢いで獲れるが、2度目は勢いでは獲れない。本気で狙っていかないとね。


その本気具合によって決まるのかもしれない。
毎年来るチャンスを掴み、再びワールドチャンプを獲得するために、また来年も全力で挑んでいこうと思います。
応援してくださった皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。 ありがとうございました。


でもまだトーナメントは終わりません。
バサーオールスタークラシック・エリート5・バスプロ選手権・ジャパンスーパーバスクラシック・陸王チャンピオン
カーニバルとビックトーナメントの連発です。
気を引き締めてすべてのトーナメントに全力で挑んでいきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。


青木大介




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