皆さん、こんにちは! ゲーリーファミリーの大石智洋です。
先日行われたTBC最終戦、何とか3位に滑り込むことができました。
台風による増水は収まったものの、濁り等の影響が残ったままだった利根川。
それはバスのコンディションにも大きく響いており、前週行ったプラクティスは
なんと二日で1匹と厳しい状態。
例年ならばハートテールやスイムヤマセンコー等への反応が良くなってくる時期ですが、
全くそのような兆候は見られず。直前のプラクティスでも無理やりバイトさせる
状態は続いており、厳しい状況は変わらずでした。
そんな中、バスからの微かな反応を得ていたのは、2018秋冬限定カラーの#981。
グリーンパンプキン/ホワイトのラミネートとなるこのカラーはやや白く濁った水色に
マッチしており、ルアーというよりはカラーのパワーでバイトを得られている感じでした。
白濁りに加え、曇りや雨のローライトコンディションで特に威力を発揮しているようです。
カバーの先端にぶら下げ、見えるか見えないかの水深でシェイクさせるとホワイトと
グリパンが交互に見え隠れします。それが急に見えなくなるのがバイト。
これが私が最初に気が付いたこのカラーの威力です。
もしやと思ってもっと深いレンジで使ってもバイトが出る。
おそらくその深いところでも同じような色の明滅効果が出ているのでしょう。
ヤマセンコー、カットテール各サイズ、レッグワームをすべてこのカラーにして
当日に挑むことにしました。
ロータイドからのスタートとなったトーナメント当日。
シャローカバーは浅くなり干上がっている状態なので、2m前後の杭や沈みものから
スタートしていきます。
各スポットから一匹、そしてまた一匹と釣っていき10時前には何とかリミットメイク。
5"カットテールのネコリグ、3.5"カットテールと2.5"レッグワームのダウンショットリグ。
何れもカラーは前述の#981でした。
しかしながら、どれも600g前後と直接勝ちに絡む魚でなかったのは真のパターンを
外している証拠。
沈みものを釣る条件としては悪くないものだったので季節の進行により、このパターンも
終わりつつあるのでしょう。
10時過ぎにはハイタイドに移行し、シャローカバーが生きてくる時間帯に。
ここから使ったヤマセンコー4インチも同様に#981。
しかし何とか取った2バイトとも食いが浅くサヨナラ。
バスがバイトした後に反転しないので「コンッ」というバイトが伝わってこないのも
バラした原因でしょう。
コンディションの悪い時はこういったバイトになりがちです。
ヤマセンコーはノーシンカーリグにして吸い込みを良くする工夫はしたのですが、
それでもダメでした。
しかし諦めなかったのが良かったのか1300gで入れ替えに成功。
これはディスタンスを取り、大遠投したラバージグで釣れました。
最後までカバーを撃っていきますが、奇跡は起きずタイムアップ。
TBC 第5戦 利根川 成績表全体的に厳しい状況だった今回のトーナメント。
優勝、準優勝の二人のプロとはウェイトが離れていたため、勝ちパターンには程遠い
ものでしたが、何とか凌いで3位に入賞することが出来たのは、明らかに新色のパワーに
よるものだったと思っています。
大石 智洋
■タックルデータ
・5"カットテール #981 ネコリグ
ロッド デジーノ66M(オンリーワンオリジナル)
ライン フロロカーボン 8LB
シンカー ネイルシンカー1.8g
・3.5"カットテール #981 & レッグワーム2.5 #981 ダウンショットリグ
ロッド デジーノ66M(オンリーワンオリジナル)
ライン フロロカーボン 8LB
シンカー ダウンショットシンカー5g
・4"ヤマセンコー #981 ノーシンカーリグ
ロッド パワーフィネス66M(オンリーワンオリジナル)
ライン PE1.5号+フロロカーボン10LB