皆様、新年明けましておめでとうございます!!
昨年は応援して下さる皆様の多大なる声援のもと、TOP50年間2位...そしてELITE5優勝を獲得出来た
1年となりました。
シリーズ戦として戦うTOP50にバスプロとしての全てを賭けて戦う1年間は、やはり最高の栄光である
年間チャンピオンを目指して戦うもの。
そのTOP50シリーズで年間2位という結果は、何度振り返っても悔しい...悔しさしか出てこない。
思い起こせば初戦の早明浦ダム戦。この試合が全てだったと思う。
プラから絞りに絞ったルアーとパターン。
琵琶湖というホームレイクを持つが故に引き出しの多さが逆に仇になっているんじゃないか?
と考えた初戦はプリプラから僕自身、最も成績を出していて最も信頼しているマネーベイト的存在である
5インチプロセンコーネコリグオンリーで春の早明浦バスを求めていった。
プラとしてその方法が良いか悪いかと言えば、必ずしも良いとは言い切れないが、昨年の僕は1つの自信を
持てるアイテムで自分だけのバスをどこまで見い出せるか!?それに固執した1年だったと思う。
そして、初戦の早明浦ダム戦から功を奏し、5インチプロセンコー+3/64ozネコリグのラン&ガンで2日目を
終えて1ポイント差の2位。
最終日は全てを出し切って3日間で自分の最重量6kg越えをした時点で、早々と帰着に向かってしまった。
これが昨年の2位という結果の運命の分かれ道だったと思う。
結果はチームメイトで暫定1位の澳原くんがよりハイウェイトを持ちこみ2位。
なぜ?あの時最後の1分1秒まで湖上に浮き続けなかったか。
この自分が生んだ甘えから年間2位という結果を生んでしまった...この事は今思っても悔しく恥ずべき
事でした。
こんな思いはもう2度としたくない!トーナメンターである以上てっぺんを目指す!!
第2戦からは満身創痍で戦い、最後の最後まで戦い最終戦を前に11ポイント差で年間2位のポジション。
今までのトーナメント歴で最も長いプラ日数で迎えた旧吉野川戦の初日はまさかのノーフィッシュ。
今までの自分だったらここで折れていたと思う。
ただ、初戦に抱いた悔しさ、経験した諦めない気持ちで、2日目単日9位・3日目単日2位という結果まで挽回し、
年間チャンピオンには届かなかったものの1年間を通して「最後まで諦めない気持ちと精神力」を手に入れた
2013TOP50シリーズになったと思います。
2013JB TOP50 年間ポイントランキングただ...このままじゃ終われない。
年間2位という成績の中で最も悔しい順位を取ってしまった以上、このまま1年を終える事は出来ない。
1年間の全てを年間上位5名にのみ出場権利が与えられるELITE5にぶつけてやる!!
そんな気持ちで挑んだCLIMAX ELITE5。CLIMAX ELITE5こそ1位でなきゃ意味のない試合。
そう自分に言い聞かせ、ただ勝つ事だけを目標にプラからあらゆる事を試していきました。
初戦から1年を通して最も使った5インチプロセンコーから最終戦にプロセンコーで食わない浮くバスに対して
使ったスモラバ+ディトレーターなど、あらゆる事を試しバスを求めていきました。
初冬の北浦で迎えたELITE5初日、低水温で反応しきらないバスをハードベイトで狙い、冬エリアに移行し、
テトラ帯に入ったバスをベイトフィネスセッティングのスモラバ+3インチシュリンプで仕留め3匹ながら
3600gのウェイトで初日トップに。
最後の最後に迎えた1位のチャンス!!なんとしても釣って帰ってくる!今年1年の悔しさを爆発させる!!
モチベーションを最大限に上げ2日目の北浦へ走りだしました。
TOP50と違い総重量戦のELITE5に逃げ切りなどない。
ただただ誰よりも釣ってくるという思いで初日からの良きスポットを巡っていくも、帰着まで残り2時間の
時点でノーバイト。
焦ってはいた。
ただ今年1年間しんどくない試合など1つもなかったし「最後まで諦めない気持ちと精神力」という2013年の
TOP50シリーズが鍛えてくれたモノをもって最後まで諦めずに投げ続け3匹のバスを仕留める事に成功し、
2日目も3kgの大台に乗せ初日1位・2日目1位の2013ELITE5完全優勝を果たす事が出来ました!!
優勝のコールの瞬間、1年間の悔しかった思いや気持ちがこみ上げてきて...心の底から感極まる
気持ちでいっぱいになりました。
子供の頃から夢見たバスプロという世界。1つ1つを積み重ねて歩んできたバスプロ人生。
まだまだスタートラインですし、掴めていないタイトルもたくさんある。
でも、このバスプロ人生で今掴んだタイトルは決して1人では掴めないものであり、応援して下さる皆様が
いて、スポンサー様がいて、仲間がいて...掴めてきたものです!!
2013JB CLIMAX ELITE5 成績表これからもバスプロとして数あるタイトルを掴む為にも、僕自身が成長し1歩1歩頑張って行きますので、
変わらぬ応援を宜しくお願いいたします!!
そして!2014年!!
今年こそは年間タイトルを掴む!!!!
市村直之
※写真提供
NBCNEWS