やっと勝てた!!
TOP50に上がって7年。 JBプロになって9年。
そして、ゲーリーファミリーとして10年目の節目の年に、幼き頃から夢見た
舞台の1番高い所に立てた事を本当に嬉しく思っています。
今回の北浦戦は、夏日の続くプリプラでは何の感触も得られないまま4日間の
日程を終えてしまい、正直ノー感じのまま直前プラに入る事となった。
直前のプラでは、初日はシャロー。2日目はブレイク。
ノー感じだからこそ、全てを1から組み立てる気持ちで直前プラを敢行した。
稀に見る増水でバスは明らかにシャローへ移行していたが、他の多くの選手が
シャローをメインにしているのは明らか。
僕自身もこの水系でのシャロー撃ちを得意としている分、最後まで悩んだが、
2つのキースポットの破壊力を信じ、人の少ないブレイクをメインにする事にした。
そして迎えた本戦。
朝イチにモコリークロー・スゴイシンカー6gテキサスに1kgアップ。
そして、メインとしていたブレイクのピンスポットを5インチプロセンコーの
ネコリグで攻め、3本を追加し初日は3600gでトップ。
写真提供 NBCNEWS
そして2日目は初日に反応の良かったブレイクを5インチプロセンコーと
エグジグ+ディトレーターで狙い、12時までに6本3kg越えを果たし、
最終日に温存するため残り時間をプラにあてた。
写真提供 NBCNEWS
そして正念場の最終日。
前日のプラで他のエリアの迷いは捨てた。
最終日はこの1か所に全てをぶつけるのみ。
僕自身が最も信頼を置いている、5インチプロセンコーネコリグを最後の最後
までひたすら1スポットに投げ続け、3匹のバスをウェイン。
・・・3匹で帰着となった時点で、正直・・・勝ちは諦めていた。
3匹のウェイトは1600g。
これじゃぁ・・・
その気持ちは、最後の優勝コールを受けるまで続き、吐きそうなぐらいの
緊張感と共にあった。
しかし、優勝発表のコールと同時に、それは歓喜へと変わり・・・今まで
味わった事のない、最高の気分になった。
もう、お立ち台で何を話していたか・・・興奮しすぎて覚えてない(苦笑)
しかし、これまでゲーリーファミリーとして過ごした10年間のバスフィッシング人生が
走馬灯のように頭の中を駆け巡り、本当に涙が出るぐらいうれしかった事だけは覚えている。
これで、ようやく1つの目標をクリアー。
次は更なる勝ち星とワールドチャンピオンを目指し、これまで以上に努力し
練習し、最高のアングラーになりたいと思う。
最後に、ゲーリーと共に歩んできた10年を応援して下さっている皆様に、
感謝したいと思います。
「ありがとうございます!!」
市村直之
JB TOP50 第5戦 北浦 最終成績表